書評ブログ

ストレス対策と心の健康(1) 人間とは

2008/03/04(14:40)

論語の中に
  子曰く、道に聴きて塗に説くは、徳を之れ棄つるなり。
という言葉があります。

これは
  受け売りするのは、無責任であり自分で不道徳となってしまうことだ。
という意味ですが、やはり見聞きして良かったと思うことは、自分でも忘れないためにも紹介した方が良いのではと思います。

それで先週「ストレス対策と心の健康」というセミナーを受講しましたが、紹介するに値する=有意義でしたので、ここに内容を思い出しながら記します。


まず、人間とは何でしょう?

根本的な問いかけですが、これには「心(精神)と身体(肉体)」を最重要基盤とする動物だ、とセミナーでは教えています。

だから、マネジメントもリーダーシップも、チームワークもスポーツも、全てのことが最重要基盤である心と身体の確立なしには機能しない、ということになります。

そして、人間というものは超々精密機械なので、超々々微細なことで具合が悪くなるが、ガマンする・頑張る・欲を出す・挑戦する・演技する・怒る・悲しんだりしながら、時に状態が悪化したり、自然に改善して正常に戻ったりすることがあり、そのために問題が複雑になるものなのです。

こんなデリケートな人間なのに、これまで「健康づくり」というと身体だけに注力し、心の健康の方は置き去りにされてきました。

いまいち例えが正しいか不安ですが、自動車や新幹線も定期的に整備されることで安全を確保してきたし、身体も健康診断などで壊れないようにメンテナンスしていました。

ならば、心(精神)についても壊れてからカウンセラーや医師に診てもらうのではなく、日頃から予防をしなくてはいけないでしょう。


なるほど。「心と身体」のバランスのとれた健康づくり、個人のため、ひいては会社のためにも不可欠ですよね。

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